「一度タバコを吸う習慣がなくなったが、数ヶ月あるいは数年たって再びタバコを吸い始めた。」

なんて話を聞いたことはありませんか?

実は、僕の父親もこのタイプの人間です。
たまーに思いついたようにはタバコをやめ、数ヶ月は確かにやめれるんです。
でも、いつでもやめれるという理由でまたタバコを吸い始める。
そしてこれを、なんども繰り返す。

僕には、タバコから自由になっているようには感じられないわけなんですが、人それぞれ禁煙に関しての考え方は違うので、それはそれでいいのかもしれません。
でも、僕はこれを「禁煙」とは呼びません。

「一生タバコがない生活を過ごす」
「タバコに死ぬまで依存しない」

大げさな言い方になるんだけど、これが禁煙ってことじゃないですか?

世の中の禁煙法っていろいろありますが、この一度やめて再び吸うパターンの人ってどの禁煙法を使っても存在します。
そして、父親がいう例のセリフを言うんです。

「いつでもやめることができるから」

これ全然違います。
逆です。
本当に言わなきゃならないのは、下のセリフなんです。

「いつまでたっても、タバコがやめられないんだよね」

タバコって、あらためて恐ろしいと思いませんか?。
やめることが出来るって言うことが、実はやめることができていない証拠なんです。

そして、「いつでもやめれる」と言ってるわりには、やめるたびに禁断症状に悩まされます。
禁煙を決意するたびにイライラしたり、とにかく苦しそうなんです。

僕は、考えました。
数ヶ月あるいは数年やめているのにも関わらず、再び吸ってしまうのはなぜなんだろう?

よくタバコがやめられない原因はニコチンのせいだと言われますが、こういう人たちの体内にはニコチンはほぼ残っていません。
だから、ニコチン中毒が原因ではないのです。

では、何が原因なのか?

僕は「タバコとの古きよき思い出」が、原因じゃないかと思うんです。

これって何かというと、昔付き合っていた恋人との思い出と実は同じだったりします(笑)

「付き合ってる頃はケンカも沢山したよ。
お互い傷つけあったりもした。
嫌な思いもいっぱいしたけど、今考えると本当に充実した時間を過ごせたと思う。
そうだ!やっぱり俺にはあいつしかいないんだ!」

しらねーよ。って話なんですが、これってよく聞くじゃないですか。
男性に特に多いような気がするんですけどね。
(ちなみに、僕は男性の方が女性よりも禁煙しずらい印象があります。)

この古きよき思い出論が、実はタバコにも当てはまっています。
吸ってた頃のタバコによる不快感や、タバコをやめれたことによる解放感を忘れてしまって、いつしかタバコの良い面だけを思い出すようになるんです。

「そうだよ。俺にはやっぱりタバコしかないんだよ。」

相手が恋人の場合は、お互いの現状なんかもあってすぐにやり直すなんて出来ませんが、タバコに関してはすぐそこのコンビニにいけば、いつでもやり直しが出来るわけです。

「わかった、一回会うだけだ。
一回あったら、きちんとお別れしよう。」

そして、一回のつもりで吸ったたばこをやめられず、また喫煙者の生活に逆戻りしてしまうんですね。

恋愛もタバコも同じなんだけど、昔の思い出にすがってやり直しても、幸せな未来が待ってるということは、ほぼほぼないわけなんです。

それで、どうしてこんなことが起こるのかというと、まぁ一言で言ってしまえばやめ方が悪いんですよね。
タバコとの別れ方が悪い。

本当の禁煙とは何かをきちんと知り、その上で正しい方法でタバコをやめればこんなことはなくなります。
(実は、これは昔の恋から逃れられないような人にも同じことが言えるんですけど、それについてはまた別の記事にします。)

タバコも恋も、上手な別れ方をするのが大人だと思いませんか?(なんだこの終わり方)